米株をかじった人なら、安定した資産を形成する上で、
S&P500が最良である事は、ウオーレンバフェット氏が
推奨するように、周知の事実です。
つい数か月前からSBI証券から、投資信託【 SBIバンガードS&P500 】が始まりました。
販売ランキングは、常時1位です。
一方、米国株式口座で直接$で買うS&P500は長い歴史があります。
今では、どちらでも購入できるので、どちらが良いか比較しました。
SBI-バンガード-S&P500 | バンガードS&P500 ETF(VOO) | |
カテゴリー | 投資信託 | 海外ETF |
貨幣 | 円建 | ドル建 |
為替の影響 | なし | あり |
売買手数料 | 0円 | ■約40万円以上:一律20$+2$(税) ■約40万円以下:売買金額の約0.5%+0.1%(税) |
信託手数料 | 0.0938% | 0.03% |
配当金 | なし | 1.86%/年(年4回分割払い) |
配当金再投資税 | なし | あり(10% or 20%) |
リターン(直近3ケ月) | 1.086倍 | 1.06倍(配当金再投資) |
Tポイント投資 | 可 | 不可 |
約定タイミング | 2~3日遅れ | 即時(通常の株と同じ) |
約定回数 | 1回/日 | 制限なし(通常の株と同じ) |
約定金額 | 1日の終値 | 約定時の金額 (通常の株と同じ) |
毎日自動投資 | 可能 | 不可 |
最低購入価格 | 100円 | 1株(今なら295.69ドル) |
一概に、どちらが良いか断定できませんが、
日本円で買いやすいのは、投資信託です。
通常の株のように扱えるのは、外国ETFです。
投資信託は、約定が一日の終値になりますから、
デイトレーダーのような事はできないので、注意が必要です。
積立てNISAなら投資信託の方が良いのではないかと思います。

そもそもS&P500というのは、NASDAQ等に上場している大型株500社で
構成されている銘柄です。
かの「バフェット太朗氏」の高配当銘柄10選の運用成績を上回る
ド定番のアメリカン‐スタンダードETFです。
ETFの良いところは、500社もあるので、まずは倒産して株券が0円に
なる事はあり得ません。個別株より安心な所です。
また、銘柄は毎年見直されますから、
倒産するような銘柄は、バンガードさんが入れ替えてくれます。
そうです。より安全なのです。
アメリカの景気動向を探るうえでは、重要な指数となります。
海外ETFのS&P500は種類が3種類あります。
これも比較して見ましょう。
また、私がお勧めする最強黄金ETFも比較表に乗せました。
S&P500 ETF | S&P500グロース ETF | S&P500バリュー ETF | 米国情報技術セクターETF | |
銘柄 | VOO | VOOG | VOO | VGT |
投資会社 | バンガード | バンガード | バンガード | バンガード |
現在の価格 | 259.69 $ | 178.32 $ | 122.28 $ | 254.18 $ |
分配金/年 | 1.86% | 1.21% | 2.13% | 1.05% |
経費率 | 0.03% | 0.1% | 0.1% | 0.1% |
騰落率1年 | 24.53% | 28% | 20.57% | 45.96% |
騰落率2年 | 20.59% | 26.91% | 13.49% | 50.9% |
騰落率3年 | 52.18% | 67.37% | 30.53% | 110.71% |
騰落率5年 | 81.51% | 97.62% | 61.80% | 173.71% |
騰落率(約10年) | 263.29% | 313.86% | 205.69% | 487.34% |
やはり、グロースが良好な成績です。
グロースは、同じ500社でも、アップル、マイクロソフトの
比率を高めてあります。
更には、「米株情報セクターETF」はさらに良い成績を収めています。
これは、SBIの投資信託にもありません。
過去に、とんでもない成績であったのは、知ってましたが、
まさかSBI証券で買えるとは思っていませんでした。
まさに最強黄金銘柄です。

しかし、実際に、過去にこれを少し買って気が付いた事があります。
ボラリティー(上下の変動幅)が非常に大きく、ポジション(投資金額)が
大きくなるほど、その幅も大きく、
まさに暴れ馬の乗るようなもの。
毎日株価を見ているような人は、
振り落とされてしまいます。

案の定、私も振り落とされてしまいました。
そこで名案が浮かびました。
これを全力買いして、
株価は一切見ない事です。
一年に見るのは、1回/年で良いと思います。
特に、5Gや6Gが世の中を支配しますから、
米国情報セクターが落ちぶれるはずも無く、
さらに進化する事でしょう。
この分析をしていて、こんな簡単な事に気が付きました。
5年後の5倍を信じて、後は徹底して寝て待つ作戦です。
なかなか出来ないかも知れませんが、
ずぼらな人には、最良の方法と言えます。
また、少額資金なら、国内SBIは無料で100から投資できるので、
お薦めです。配当金の再投資もしかりです。
