みなさん、ハーレーダビッドソンって、遅くて重くて超ガソリン喰うと思ってませんか? 実は私もそう思ってました。しかし、本当は真逆なのです。
883だけは遅いですが、1200㏄以上は、めっぽう速いのです。アクセルをひねるだけで、低速トルクが超太いから、信号待ちから一気にぶっちぎれます。

何も日本車のように回転数を上げてトルクをひっぱり出すようなことは、せずとも、低速トルクが太いので、超低回転からアクセルと同期して、あの重い車体をあっという間に、100kmまで加速します。
なので、そんなに回さなくても良いので、実は燃費が20km/ℓ を超えるくらい、燃費が良いのです。特に長距離を走らなくてもです。
私は、かつてカワサキゼファー1100を乗ってましたが、10km/ℓ を超えることはありませんでした。ほとんど倍です。
かっこいいバイクでしたが、パワーを持て余しており、通常の街乗りでは腹八分どころか、腹2分くらいで逆にストレスが溜まって、どこで解消すれば良いのかとよく考えていました。
高速道路しかないのです。確かに水を得た魚のように走りますが、スピードメーターを見ると一瞬150kmくらいあっという間にでるので、身の危険を感じてこれ以上スピードは出せないのが実情です。まあ、高速巡行向きかも知れませんけど。
気になるのは、重さです。これはマイナスイメージが客観的には強いですが、実は、安定感を演出し、乗り心地を良くしてくれることと、ほとんどスリップしないので、安全を確保しているのです。
よって、意外と3拍子揃っており、音と振動も心地よいから、5拍子揃っているのです。よって、また日本車に乗り換えようとは、寸分も思わなくなり、長年乗っても飽きが来ないのです。
ハーレーの基本コンセプトは、とにかく低回転で全てが完結するよう設計されています。より低回転を求めているのです。
よって、街乗りでも十分にパワーの全領域を堪能できるので、日本車のリッターバイクのように、パワーの1/3も使えない不完全燃焼ストレスがなく、楽しめるのです。日本車と真逆ですね。
日本車は、高速道路を使った長距離には向いているでしょう。KAWASAKIのリッターバイクが、CHIPS(アメリカの高速道路パトロール)に使用されていたように、高速安定性能は優れているんだと思います。
ハーレーダビッドソンは、回転数を上げての使用は、あまり考慮されていないように思うので、多用すると、寿命が短くなるような気がします。しかし、低速トルクがあるので、アッという間に、80kmには到達し、交差点トラフィックのような危険回避能力は抜群です。
しかし、スポーツスター883はあまりお勧めができません。ハッキリ言って原チャリより遅いです。スポーツスター1200㏄以上のリッターバイクがお勧めです。883とは、まったく次元が異なります。
