石油価格を取り決める、opec+会合で、
サウジアラビアとロシアが減産会議が決別した結果、
怒ったサウジアラビアは、大量算出し、石油価格を大暴落させ、
需給のバランスが取れない各国の石油会社を潰そうと
チキンレースを仕掛けました。

一番困るのは、アメリカのシェール石油です。
シェール石油は、岩石に含まれる石油に圧力を掛けて
抽出させるため、膨大な設備費が掛かるため、
石油が安いと採算が合いません。
opec+に元々、参加していないアメリカは、
このままでは、シェール石油会社が倒産するので、
トランプ大統領は、輸入する石油に大きな関税を掛けると
脅す等、国際的な緊張が走りました。
しかし、サウジアラビアも石油が安いと
自分で自分の首を絞めてしまうので、
いつかは、石油を原産せざるを得ません。

というわけで、このチキンレースは、やっと終わりを迎えた頃には、
コロナショックで、各国がロックダウンするなど、
本当に石油を使わなくなってしまい、
石油価格暴落に、追い打ちをかけて、更なる暴落へと転がり続けました。
石油もやはり、コロナウイルスには、敵わないわけです。
ここに来て、コロナウイルス感染数や死亡者数が
ピークから若干減り始めた為、
やっと底を打ったようで、上昇し始めました。
底だった時のエクソンモービルの配当金は、11%です。
あのタバコ会社である、フィリップモーリス、アルトリアグループ
が8~9%だったのに対して11%ですから、
大ボーナスな訳です。
今でも8.6%ですから、まだまだ買い時ではあります。

このアメリカ株大暴落というのは、やはりスケールがでかいですね。
大リーグ級です。
私は、ちょうど大暴落の真っただ中にいました。
サーキットブレーカーが4回も発動しました。
この状態の時は、証券市場がフリーズしたのか?!
それともSBI証券のアプリがフリーズしたのか?!
サーキットブレーカーとはそのようなモノか!?
逃げることなど、まったくできません。
まさに、身体が感電してビリビリした状態で気を失いそうになります。

まさに、感電死せんとばかりに、これを止めるのは
やはりサーキットブレーカーしかないでしょう。
こんな真夜中に何が起きたんだとばかりに、
エキサイティングしています。
これを4回も食らうと、本当に株が嫌になるどころか、癖になって
エキサイティングで、テンションが上がって、10倍返しをしてやろうと
いう気になりました。
ここまで下がった資金は、約25%の損失ですが、
刺激が強すぎるので、¥1,000あったおこずかいが、くじ引きに負けて、
300円しか無くなってしまった感覚です。
そうです。残り少ないハシタ金にまで、落ちてしまった感覚です。
そうなると、今まで本当にやりたかった投資に、
躊躇なく、どんどん進んで行けるのです。

常軌を逸して、危ない状態ですが、
この株式投資というのは、多かれ少なかれ
暴落恐怖との闘いです。しかし、
この10年に一度のリーマンショック以来の
大暴落の後の10年間は、必ず平穏で、
幸せな日々がやってくるはずなのです。
私事はさておいて、
石油というのは、いつかは石油燃料から
脱皮するしかないと世界は考えていますが、
直ぐには無くならないものです。
石油の価格は、需給のバランスを維持して、
調整することができます。
十分に国家が運営できるほど、まだまだ価値のあるものです。
いずれは、世の中が必要としなくなる時が来るまでは、
配当が高いので、ホールドしても良いと思います。