結論から申し上げますと、長期投資なので、短期投資なら特段にすごい儲かるとは言えません。
なぜかというと、個別株のベクターグループ(VGR)を保有した場合は、16%越えでそれだけを見ればとても優秀なのですが、チャートを見れば一時的に急降下したり、変動が激しいので保有株数が多いほど、一喜一憂し長期保有することが困難な状況に陥ります。
VGRの5年間チャートは、約半分に落ち込んでおります。
また、こんなに配当が高いと減配になる不安が付きまとうようになるので、気が気ではありません。
しかし、ETFであればプロのファンドマネージャーによって、多数の銘柄で分散投資が出来ており、成績の悪くなった銘柄を構成から外す等、定期的な入替えも実施されるので安心です。
以下にSBI証券で購入可能で有望な銘柄を示します。(2019.7.13調査,再投資騰落率%)
名称 (配当/高騰率3年/5年/経費率%)
■VYM 米国高配当株式ETF 3.04/33.6/54.89/0.06
■iBoxx USD Hイールド社債 ETF 5.3/18.6/20.7/0.49
■優先株式&インカム証券ETF(PFF) 5.6/9.86/24.36/0.46
しかし、ここで注目なのは、配当金が5%を超えていても、再投資計算で一番良いVYMでも、5年で1.5倍程度でS&P500並みです。以下はVYMの騰落率です。どちらも再投資前提です。
期間 | 騰落率 |
---|---|
1ヶ月 | 1.41% |
3ヶ月 | 1.09% |
6ヶ月 | 8.70% |
9ヶ月 | 6.83% |
1年 | 6.85% |
2年 | 18.82% |
3年 | 31.41% |
5年 | 53.40% |
以下は、VOOの騰落率です。こちらの方が若干パフォーマンスが良いです。
期間 | 騰落率 |
---|---|
1ヶ月 | 2.40% |
3ヶ月 | 3.23% |
6ヶ月 | 12.86% |
9ヶ月 | 9.45% |
1年 | 8.14% |
2年 | 26.11% |
3年 | 46.17% |
5年 | 66.90% |
マイクロソフトなどは、過去5年で3倍以上になっていますから、配当金だけを見ただけの判断は、如何なものかと思う次第であり、分配金を再投資する場合でも毎回税金がかかりますから、目減りします。よって、トータルで見ていく必要があると考えます。